道具作りは鍛冶屋の基本と言われます。
工場にあった鏨(たがね)をこのように利用します。
鏨に穴を開けます。
9mmの丸棒を使います。
先端を細くして穴にすっぽり通るように
赤めて鍛造します。
穴に通して引っ掛けて、
ぐるっと。
取っ手を作って出来上がり。
何に使うかというとこんな感じ。
穴を開けたり、切ったり,裂いたり・・
ついでに、
プレスのパンチがヘタって使えなくなったものが数個あったのでこれらも
鏨に利用します。
パンチの先端を使いたい形に削ります。
このとき材料に熱が加わるので普通の柔らかい鉄にもどってしまいます。そうなるとヘタるのがはやいので、もう一度熱を加えて焼入れをしてやります。
赤くしてから、水に入れ、焼入れ完了。
それから少しあぶって材料の温度を200度から300どくらいにしてやります。これが低音焼き戻し。
700度くらいが高温焼き戻し。
水に入れてカンカンに焼きの入った材料は堅くなりますが脆くもあります。
それを低音、又は高温焼き戻しすることによって少し粘りを出し脆さを緩和させるらしいです。
この温度調整は感覚です・・・
パンチの径が同じなのでユニット式にしてみました。
さらにいろんなものをはさめるようにこんなものも・・・
鏨にくぼみをつけておけば上下左右に振られることはありません。
使って見たがこれはイマイチかな・・・